逐次通訳
逐次通訳では、スピーチの間のポーズでスピーカーのメッセージが伝えられます。通常は、センテンスごと、または、センテンスのかたまりごとになります。通訳者は、まずスピーカーの話を聞き、スピーカーが話し終えた後に、その内容をターゲット言語に訳します。つまり、逐次通訳で重要なのは、聞いたことをまとめる能力です。スピーカーが話す間、通訳者はメモをとり、話の要点をまとめることが許可されますが、これは、詳細まで訳のもれがないようにするためです。
逐次通訳は、商談や交渉、現地訪問など、小規模のイベントに適しています。大きな団体のために逐次通訳を使う場合は、通訳用機材の使用をお勧めします。
アドバイス:
逐次通訳が入ると、通訳のための時間が必要なので、所要時間が約2倍になります。イベントで十分な時間を用意しましょう。
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クライアント: Y社
イベント: 商談
必要性: 日本のパートナー企業との商談。パートナー企業の出席者は、日本語のみで、Y社の出席者は英語のみを話す。
出席者数: 日本人2,3名の小規模グループ
解決策:
シナリオAは、逐次通訳が必要となる代表的な場面です。使われるのが2言語に限られる場合(通常は英語とその他の言語)に有効な通訳の方法は、逐次通訳です。しかし、ミーティングでもっと多くの言語が使われる場合は、逐次通訳は有効ではありません。その場合、同時通訳が必要となります。(シナリオBをご参照ください。)
クライアント: Z社
イベント: 商談
必要性: 中国、日本、韓国のパートナー企業との商談。それぞれ中国語、日本語、韓国語のみ話す。一方で、Y社からの出席者は英語のみ対応可。
出席者数: 各企業から2、3名の小規模なグループ
解決策:
シナリオBを例とすると、この場合は複数の言語からの通訳で、メッセージを伝えるための時間が3倍となります。つまり、このシナリオでは、同時通訳が最も有効な方法です。