同時通訳
同時通訳では、スピーカーが話すのと同時に、通訳がターゲット言語でメッセージを伝えます。スピーカーが話すのと通訳者の訳の間でのタイムラグが少なく、多くの場合、2名がペアになって業務を行います。最適なパフォーマンスを維持するため、約15分ごとの交代制となります。
同時通訳を円滑に行うためには、同時通訳専用の機材が必要です。マイク、送信機、受信機、通訳ブースが含まれます。同時通訳は規模の大きい会議、サミット、取締役会、フォーカスグループ等で使われます。
アドバイス:
同時通訳で必要となる機材は、皆様の想像以上に重要な働きをします。互換性のない機材を使ったり、途中で機械が故障したりすると、出席者が会議での重要なポイントを聞き逃してしまうことにもなりかねません。
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イベント: Zのシンガポールでのプレス発表
必要性: プレス発表は英語で実施。しかし、中国から出席する小人数のグループが英語に自信がないため、通訳サービスを依頼。
解決策:
この場合有効なのは、ウィスパリング通訳です。ウィスパリング通訳は、同時通訳と似ている通訳方法ですが、通訳を必要とする出席者の隣に通訳者が座ります。(聞き手は2名までの場合に有効)
2人以上が通訳を必要とするときは、通訳をやりやすくするため、弊社ではツアーガイド用ワイヤレスシステムのレンタルをおすすめしています。通訳方法は同時通訳になるため、通常は2名の通訳者が必要となります。
イベント: シンガポールでのY会議
必要性:
- 会議で複数の基調演説を行うため、世界各国からスピーカーを招待。ただし、ロシア、日本、中国のスピーカーは、母国語で話すことを希望。
- 会議の出席予定者数は1万人で、大多数が英語を理解。
解決策:
シナリオBについては、リレー式同時通訳をご提案します。リレー式同時通訳は、イベントで複数のターゲット言語がある場合、または、マイナー言語との組み合わせがある場合によく使われる同時通訳の方法です。例えば、スペイン語-韓国語の同時通訳者を見つけるのは、英語-スペイン語、もしくは英語-韓国語の同時通訳者を見つけるよりも難しくなります。そこで、2つのチームからなるリレーチームをつくります。以下の図でリレー式通訳がどのように行われるかを解説しています。